橋脚巻立て工とは

梨羽橋橋脚巻立て前

梨羽橋橋脚巻立て前

本橋で採用した耐震補強工事のうち「橋脚巻立て工」についてご説明します。

橋脚巻立て工とは、このままでは大きな地震が来たときに耐えられない橋脚に対して、周りに鉄筋を立て、コンクリートを打ち込むことで、地震に対抗する強さを強くしてやる工事のことです。

今まであった橋脚をコンクリートでぐるりと取り囲むようにすることから「巻立て」という言葉が使われています。

 

巻立て工法

 

実際の工事風景を見てみましょう。

  1. 梨羽橋巻立て中1) 橋脚全体が現れるように、地面を掘り返し、橋脚をきれいにします。
  2. 2) 鉄筋を橋脚の周りに組立て、その周りに型枠を組んで中にコンクリートを打ち込みます。
  3. 3) 写真はコンクリートを打ち込んでいるところです。型枠は木の部分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 梨羽橋巻立て完了4) コンクリートが固まったら型枠を外します。巻立ての完了です。
  2. 5) 橋脚を元の通りに土に埋め戻します。河床を掘り返す工事ですので、自然環境が早く元通りになるよう、気をつけて作業を行います。