柱頭部とは

柱頭部吹田高架橋はラーメン橋という、橋脚と橋桁がしっかりつながっている橋です。

そのラーメン橋の橋脚の上の部分を特に「柱頭部(ちゅうとうぶ)」といいます。

柱頭部は橋脚としっかりつながってなければならない場所の上、PC鋼材が通ったりする重要な場所です。

その上、箱桁橋についてのページでご紹介しているよう箱桁の中を検査するときに人が通る孔(あな)まで空いてないといけません。

なので写真のように非常に入り組んだ鉄筋、型枠となります。

型枠に丸い穴が開いている部分にはPC鋼材が通る鋼管が入っています。

中央の四角い部分は人が通る孔、つまり検査路のための型枠です。

黄色や緑色の派手な部分は養生テープの色です。養生テープで鉄筋をまいています。

箱桁の箱の部分を作るコンクリートの打設では黄色の部分までコンクリートを打つことはありません。ですが、箱桁のコンクリートを打つとき余計なコンクリートがついてしまうと、次にこの鉄筋に新しく床版部分のコンクリートを打設する時に、床版用のコンクリートが鉄筋にしっかりくっつくのを阻害してしまうためしっかり養生します。この後、左右のスターラップと呼ばれる鉄筋も養生していきます。